德田 隆司
德田 隆司

学生の頃から続けている趣味は、バンドでドラムを叩くこと。職場の人とバンドを組むこともあり、幅広い年代のメンバーたちと演奏を楽しんでいる。「職場は、先輩、後輩問わず仲が良く、アットホームな雰囲気があり、若手でも意見を発言しやすい環境です。一緒に職場を活性化して、積極的に仕事を楽しみましょう。

京三製作所を知ったきっかけは、大学の進路指導の先生から勧められたことでした。ソフトウェアの仕事ができ、公共交通機関とその安定輸送といった社会のインフラを支える事業に魅力を感じました。また世界初、日本初の開発製品が数多くあり、技術力の高さも魅力でした。面接で会った社員の方が皆さん親切で、不安を感じることもなかったです。

現在の仕事は、鉄道信号システムに関わるソフトウェアの開発です。その中でも私は、保安装置という、鉄道信号システムでも特に安全性を求められる装置を設計するグループに所属しています。主に手掛けているのは、列車の安全な運行を支える電子連動装置という機器です。一つのミスが脱線などの大事故に繋がりかねないため、技術者として「フェールセーフ」という考え方を徹底しています。これは、万が一機器の故障があった場合でも、安全性を損なわない設計をすることを意味します。列車の場合は走り続けていると危険を生じる可能性があるため、故障した場合はいち早く停車させることが重要です。安全性を第一に考えることが、鉄道信号業界の技術者の特徴であり、だからこそのやりがいも大きいです。
品質も安全性も高いソフトウェアを開発するためには、お客様の要望や実現したい機能など、相手の意図を的確に汲み取り、整理することが大切です。些細なことでも、お客様の「こう言ったつもり」と技術者の「こう聞いたつもり」がずれていては、いい製品はできません。私が技術者になって実感したのは、ものをつくるよりも、コミュニケーションや資料作成の時間の方が多いということです。資料の質を高めることが、製品の品質を高めることにもつながります。

海外向けの製品も多くありますが、その場合は国際規格に基づく安全性認証を取得する必要があります。私自身も、海外向けの製品を手掛けましたが、慣れない英語の文書やメールを読んだり、安全性認証用の資料を作成したり、準備や対応 に苦労しました。海外向け製品の開発は、特有の作業も多く大変でしたが、安全性認証を取得できたときの達成感は大きく、非常に印象に残る仕事になりました。
保安装置は安全が第一なので、安全性が保証された実績のある技術を使い続けることが基本になります。例えばインターネットで使われるネットワーク技術は、通信の安定性が確保できなかったため、信号業界で広がったのはここ数年です。しかし、それが今では主流になりつつあります。こうした技術の進化を促すのは、技術者一人ひとりが新しい知識を取り入れ、安全に使える技術として磨いていくことです。もちろん簡単ではありませんが、自分が磨いた技術で最新の製品を生み出せる可能性があり、そのやりがいはとても大きいと思います。

私自身、電車やバスの移動時間などを利用して、新しい情報や知識に積極的に触れるようにしています。小さな時間でも積み重なれば大きな実が成ります。「こんなことがあるんだ!」と新たな発見を得られるのは嬉しいものです。若くても能力があれば色々な仕事を任せてもらえる社風なので、向上心があり主体的に仕事をしたい人にとっては、特にやりがいのある職場だと思います。

製品へのこだわり

POINT
POINT
「フェールセーフ」に基づいた、
電子連動装置。

信号機や、線路上の進路を決める転てつ機など、列車の安全な運行に欠かせない設備をソフトウェアで制御する装置です。一つのトラブルが大きな事故にもつながりかねない重要な装置なので「フェールセーフ」の考え方を徹底しています。万が一故障があったときは列車を停止させ、安全性を損なわないようにつくられています。