杉本 裕紀子
杉本 裕紀子

大学生のときにアマチュア無線を始め、当時ほど時間を取れていないが今でも趣味で続けている。「京三製作所は高い技術力を持った先輩たちのもとで、ものづくりに没頭できる環境です。自分のアイデアも発揮できるので、受け身でなく主体的に働けるやりがいも大きいですよ」

小さい頃から工作が好きで、大学では主に無線通信の勉強をしていました。組み込みプログラミングの講義が楽しくて、ハードウェアとソフトウェアの両方に関われて社会の役に立つ仕事がしたいと考えていました。京三製作所に興味を持ったきっかけは、安全性の高い装置を扱っていて、高い信頼を得ていたことです。また説明会などで会社を訪れた際に、社員の方から挨拶をしてくれたり、じっくり話を聞ける時間を設けてくれるなど、気さくで温かい雰囲気にも惹かれました。

入社から最初の4ヶ月ほどは研修期間で、4月には新入社員が集まる合宿がありました。そこではグループディスカッションなどを行い、同期との交流を深めることもできました。その後はビジネスマナーや製品知識、基本的な技術などを一通り学び、本配属になる頃には会社にも慣れて、スムーズに業務に入ることができました。同期たちとは今も仲がよくて、たまに食事に行って近況を報告し合っています。
現在は信号事業部で、ATS(自動列車停止装置)の車上装置の設計をしています。走っている電車に対して停止や速度調整などの情報を送るためのもので、私が手掛けているのは車両の下に設置する車上子という装置です。レールの上にも地上子と呼ばれる装置が設置されていて、この二つが重なったときに地上子から出される周波数を車上子が検出することで、情報が伝わる仕組みになっています。

周波数には色々な種類があるので、車上子ではその全てを検出しなければならないのですが、一つの周波数に合わせるとほかの周波数が検出されなくなってしまうこともあり、最初に担当したときは調整に苦労しました。二つの装置の距離が重要なので、試験台で実際の線路と同じような状況をつくり、微調整を何度も重ねることで完成させることができました。装置に詳しい他部署の先輩に相談するなど、多くの人にアドバイスもいただきましたし、一つの仕事を通じて学べることも多く、次の仕事に活きています。
先輩たちは技術に対してすごく真面目で、ハードとソフトの両方を手掛けたり、メインの装置以外の仕組みも考えていたり、豊富な知識や高い技術を持った人がたくさんいます。普段は冗談を言うなど気さくで相談しやすく、丁寧に応えてくれます。また思うような検査結果が出ないときなど「どうしたらいいと思う?」と意見を求められることも多くて、自分で考える時間を持てるので成長につながっていると感じます。

特にやりがいを感じるのは、自分の考えを反映させながらものづくりができること。上手くいかないときは違う部品を使ってみるなど、自分なりのチャレンジを自由にできる環境です。まだまだ勉強することばかりですが、日々の仕事においては、期日を守ることと、わからないことは恥ずかしがらずに聞くことを大切にしています。知識や技術をもっと身に付けて、早く先輩たちのようにお客様から頼られる技術者になりたいです。

製品へのこだわり

POINT
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電車の安全を支える
ATS(自動列車停止装置)車上装置。

停止や速度調整といった情報を電車に送ることで、事故のない安全な運行を支える装置です。電車に設置された車上子と、レールに設置された地上子があり、二つが重なったときに周波数による情報伝達が行われます。様々な周波数があるので、その全てを正確に検出できるように緻密な調整を重ね、機能性と安全性の高い製品がつくられています。